３．部会＜生徒指導部会＞
山ノ内 秀
「私学同士の連携により生まれるもの」
先生方、こんにちは。「私学同士の連携により生まれるもの」という発表題です。今回このような機会を与えて頂きまして、何をやろうかというようなことを考えてみたんですけれども、普段やっていることをそのまま先生方にお伝えしまして参考になればと思い、このようなタイトルをつけさせて頂きました。
まず本校、尚志高等学校の概況について話をさせていただきますが、パンフレットで概況についてはご覧になってください。それと同じにもう一つカラーのもの、これはコマーシャルになってしまうのですが、実は生徒指導部の中にサッカー部の監督がおりまして一緒に普段生徒指導を担当しているということでその資料もお持ちしました。
１．福島県の高等学校
それでは最初に、福島県の高等学校ということで数字を見ながら話をさせていただきたいと思います。県の地区ごとの公立と私立の学校数は、生徒数について数字を見てみますと当然私立校の生徒数は少ないのですが、今回初めてこのような数字を調べまして、私立校に意外に多くの生徒がいたのかと正直驚きました。
その中で本校があります郡山市の私立学校のそれぞれの生徒数はと申しますと、学校数こそ少ないのですが、県内で一番多くの生徒がいることがわかります。こういう状況の中で改めて調べてみまして、私立学校の責務、果たすべき役割は非常に高いと感じました。
このように学生数こそ多いのですが、私立高校というと、どうしても公立を失敗した時のおさえ、いわゆるすべり止めとしてのイメージを拭うことができないでいます。特に、新入生に関しては、毎年新入生に聞いているのですが、いつまでもいわゆる‘私立’というイメージを持ち続けているという生徒もいながら、‘すべり止め’、すなわち‘二番煎じ’というようなあまり良くないイメージを持たれているというのも現状であると感じています。ほかにも授業料の問題など、さまざまなマイナスイメージがある中で、これらマイナス要因を払拭するためにも、私学だからこそなし得るきめ細やかな教育を続けていかなければならないのではないかという風に感じております。そして、私学の評価が高まるように更なる努力を続けていかなければならないと思っています。イメージアップにつながる努力、どういう努力が必要なのかと日々悩んでいるところであります。
２．本校における生徒指導の現状
・組織と役割
次に、本校における生徒指導の現状についてみていきたいと思います。普段やっていることについて、紹介させていただきたいと思います。
まず、組織と役割というところで、職員室とは独立した部室を設け、常時６名のスタッフがおります。各学年でさらに、３名から４名の生徒指導担当者が配置されているのですが、我々生徒指導部がその生徒指導の中心的存在であることは確かです。ただ、どの学校でも同じような形態をとっていらっしゃると思いますが、風紀指導や遅刻指導、交通安全指導などの特別指導は少し扱いを異にしております。
・生徒指導部からの情報発信
次に生徒指導部からの情報発信と致しまして、『生徒指導だより』というような内容を取り上げてきました。様々な生徒指導に関する共有すべき情報を、職員が指導するうえでの参考として、指導の手立てとしています。毎週月曜朝の職員打ち合わせの時にＢ４の紙１枚で発行しています。その時のタイムリーな内容等書いておりますけれども、そういう形をとりまして先生方と情報を共有しております。
・風紀指導
それから主な指導内容ということで風紀指導から見ていきたいと思いますが、これはどの学校においても生徒指導の一番中心的なものではないでしょうか。本校独自の取り組みとして、違反切符と呼ばれるものの発行を行っております。我々は『グリーンカード』と呼んでいます。違反基準を設けましてそれに違反した生徒は切符を切られ、そしてカードを発行されまして家庭に連絡するという形です。当然のように違反が繰り返されれば最終的に生徒指導処分に至るという、大変厳しいルールを設けているのですけれども、何でもかんでも違反の内容にカードを切るというわけではございません。大体１～２回、あるいは３回くらい、同じ生徒が同じような生活指導、注意を受けたら仕方がないなというような形で『グリーンカード』発行となります。指導を受けるのは大体同じような生徒なのですけれども、今までに最終的な７回目の生徒指導処分、停学処分を受けたものは、学年ごとに毎年１人から２人くらいおります。
・交通安全指導
続きまして、交通安全指導です。交通安全指導を含む遅刻指導ということで、これも本校の特徴的なものなのか、また各学校では行っていらっしゃるのかもしれませんが、指導部職員が近隣の要所、注意すべき交差点や道路に交代で立ちます。その場だけではなかなかその指導に対して「あそこには誰がいるぞ、あそこには山ノ内がいるぞ」とか噂が回ってその場だけは避けていくので、おそらく先生方も悩んでいるところだと思います。なかなかマナー違反やヘッドフォンを付けた生徒、あるいは携帯を操作したままの生徒が減らないというのが現状です。当然のように近隣の方からの苦情を頂きます。なかなか苦労しているところです。
・朝のあいさつ運動
さらに交通安全指導に加えた遅刻指導ということで、あいさつ運動も、項目としてあげておきます。いわゆる登校指導ですが、本校の特徴的なものとして、毎朝職員が交代で校門、昇降口、駐輪場を、年間スケジュールに基づいて毎月立つべきところを変えています。当然それぞれの部署に何名かの先生方がおりますので、毎日立つことはございません。ですので、先生方の負担になるものではないと考えます。実施して２年ほど経ちますが、最近なかなか効果が出てきたという話も聞いております。
・特別指導
最後に生徒指導部の中心的な指導として、特別指導について紹介してみたいと思います。こちらは問題行動を起こした生徒に対する指導です。当然のように問題を起こせば、反省を促しながら生活改善を図っていくのですが、その際に使用するのが、生活記録ノートというものです。先ほど『グリーンカード』がでましたが、こちらは『グリーンノート』と言います。何故グリーンかと申しますと、本校のスクールカラーがグリーンだからです。
中身については、中を見るとなかなか細かい内容で生徒にとっては大変な内容であります。しかし、毎日担任をはじめ教科担当の先生方、あるいはそれ以外の先生方に確認印を貰い評価を貰って一日を終えます。大変な指導なのですが生徒自身には良い指導になっているのではないかと私自身思っております。と言いますのも、実際に同じような問題行動を繰り返す生徒が少なくなっております。ということで、このノート指導は今後も継続していく予定でおります。
問題行動の内容なのですが、様々な問題がございます。どの学校でも同じようだとは思いますが、先ほど安食先生からもありましたように、当然のように喫煙や飲酒、あるいは暴力、窃盗などたくさんの問題がある中で、今回私が取り上げたいものは、最近の傾向として、「外泊」です。幸い震災の影響なのかわかりませんが、今年度は問題行動に関して４件しか起こっておりません。ちなみに昨年度は４６件でした。一昨年度も４６件で、その前は５０幾つというものすごい数の問題行動が起こっていました。その「外泊」という虞犯行為から同時に複数の問題行動が起こっている、という例が昨年度何件かありました。さらに、そこに複数の生徒が関わっていること、そして虞犯行為という一つの外泊に、喫煙あるいは、飲酒、不良交友、深夜徘徊に加えて複数の生徒が関わっていることが非常に気にしているところであります。問題行動を起こした生徒の保護者と話をするのですが、この保護者が把握していないことがあり、その場で外泊していたことや、複数の生徒が関わっていたことを初めて知るなど、これには正直驚きました。具体例を四つほど挙げさせていただきます。お手元の資料には詳しく書かせていただきました。このように、虞犯行為から複数の生徒、また複数の学校が関わる事例の場合、調査段階でなかなか問題行動の全容が細かいところまで、我々一校だけでは明らかにならない場合が非常に多くありました。こういうときに、非常に助かったのは実は事例の２，３に書いてあります「郡山４私立高等学校生徒指導連絡協議会」です。
３．郡山４私立高等学校生徒指導連絡協議会
こちらに関して、まず発足から見ていきたいと思います。資料の規約の最後の部分に、いわゆる我々が言う「４私協」の規約の抜粋を持ってまいりました。その規約の中にあるように、生徒を指導していく中でどうしても一校のみでは不足してしまうところがある、さらにこれは私立の独自性という観点から非常に弱い部分であり、これを補うためには数が少なくて独立している私学同士が連携を図る必要があるということ、私立の存在意義を確立していくためにはこのような団体が必要でありました。さらには学校だけでなく、地域の方との結びつきなど多方面からの協力を頂きながら生徒を正しく育んでいくという、一番大事な目的のために郡山市内の４つの私学が協力して回りましょうというところから始まりました。平成１１年からです。
ではその中身ですが、大きいものとして、研究協議会というものがございまして、年に３回開催いたします。さらには合同補導、こちらは年５回行っております。そして三つ目が複数の生徒が関わる情報交換。これは先ほど具体的な問題行動の中で紹介しました４私の連絡、さらに情報交換から発覚したものです。
・研究協議会
まずは研究協議会ですが、年３回総勢３０名ほどが、４つの私立高校から大体１２，３名ずつですから各学校３，４名、それ以外で郡山駅、さらには郡山警察署、郡山市の少年センターという機関から署長さんが参ります。郡山市には二つの警察がありまして、もう一つの郡山北警察署と私学４校近隣の交番署長ということで、それらの方に来ていただいて駅からは学校の近況報告、あるいは高校生の駅の利用状況、さらには駅のイベントについて、また、警察関係の方からは少年犯罪の近況報告や指導助言を頂くというような会になっております。
・合同補導
その次に合同補導についてご紹介させていただきます。補導というと、様々な補導があると思います。先生方の県、あるいは地区によっていろいろな団体での補導が実施されていると思います。郡山市や本校においてもそうです。この４私協では年回５回、学期の節目ごとに各学校から担当者が集まって郡山駅前を中心に補導を実施しております。基本的には生徒指導部の職員が担当するのですが、学年の生徒指導担当の先生方も参加しまして、さらに学年以外での部門のところでも参加したいという先生方がいらっしゃれば、一緒に補導するという形を取っております。本当に学校が許す限り多くの先生が参加できる補導でして、多くの先生方が参加されることで生徒が普段通っている町並みや通学路、さらには生徒が立ち寄っている店舗、街の雰囲気や下校時間の生徒の姿といったものを見るだけでもかなり得られる情報はあると思います。教育的効果の意味でもとてもいい補導だと私は考えています。
そして補導の後、情報交換会というものを行うのですが、これは飲食を共にしながらお互いの学校の情報や生徒指導に関する情報、さらには生徒指導の方法などの意見、情報交換をしながら多くの先生方が参加しています。これは合同補導に出なければいけないのか、というとそういうことではなく、合同補導の方は不参加なのですが、情報交換のみに参加される先生方もたくさんいらっしゃいます。他校の先生方との交流を、生徒指導というところから交流を深めながら、参加した先生方からは「勉強になった」というような声を頂いています。今回、一回目は終了してきたのですが、たくさんの先生に参加して頂き、行うことができました。もちろん生徒指導のいろいろな悩みや苦しみ、普段の行っている状況ばかりではなく、私立学校職員としての悩みであるとか、あるいは部活動、さまざまな話題に世代や教科を超えて話ができるのは、かなり勉強の場になっています。
・今後の課題
そういう中でも、４私協では今後の課題という形でいくつかあげさせて頂きました。まず、合同補導ということで、私立学校の先生方が固まって補導に参るのですけれども、どうしても自分の学校の生徒だけ補導して参るのです。そこを、同じ私学の生徒であれば指導できるという体制を作っていければという願いから、４私学生徒への指導という項目を挙げてみました。
さらに二つ目の、４私学指導上の統一基準の設定ということで、同じ私立高校とはいえ、統一基準が必要なのではないかということで、高校生の公立・私立の同じではなく、私立の基準を設けていく必要があるのかと考えます。さらには、情報交換のための「だより」のようなものを発行したりだとか、新たな問題に対する勉強会を開いたりだとかというような課題があるということを感じております。
４．今後予想される問題行動
最後になってしまいますが、今後予想される問題行動についていくつか紹介してみたいと思います。まず、ノンアルコールビール、さらには電子タバコの所持、使用というところです。先生方の地区ではいかがでしょうか。こういう問題は起こっていますでしょうか。すでに電子タバコについては、所持をしていたという事例が郡山地区では発生しております。資料の方にも記載しておきましたが、タスポの導入やタバコの値上げであるところから、「高校生の喫煙者が減少している」とこないだヤフーのニュースに出ておりました。まさしく喫煙行為が減少している中で、電子タバコを持って歩いているという生徒が実際出てきていることに対する対策が必要なのではないかと考えました。
ノンアルコールビールについては、先生方も口にしたことがあると思いますが、まさしく味はビールです。アルコールが入っていませんが、メーカーの中には多少アルコールが入っているものもあります。調べたところ、メーカーの方ではできるだけ未成年には販売しない形で行っていますが、小売店では対応が異なり、未成年に売るコンビニもあれば売らないコンビニもあるということで、対応が違っているということがあるようです。さらに学校ごとにも、これら二つに関して対応が異なるのではないかと考えています。早急な共通の指導を確立する必要があると感じます。本校では職員会議の中で、内規の中にこれら二つの情報を盛り込みました。高校生としてふさわしくない行為ということで指導処分に値すると、本校では内規を改訂いたしました。
そして二つ目なのですけれども、自殺、不登校、ひきこもりというようなタイトルをつけました。これが今後予想される問題の中でも個人的に頭を痛める問題で、どういう風に止めていけばいいのかということで、ありきたりの内容しか書けませんでした。カウンセラーの連携であるとか、情報収集であるとか、あるいは家庭との連携、などです。これで果たして歯止めになるのか、というと個人的には難しいと感じます。
というのも、つい最近福島県内で高校生の男女２名が飛び降り自殺をするという事件が起こっています。なかなか表に出てこない問題だったのですが、生徒を伝って調べてみたところ、その生徒は全く人間関係がない、住む地域も離れた男女で、どこで知り合ったのだろうかというと、自殺サイトだったそうです。自殺サイトで知り合って、二人が出会ってビルの屋上から飛び降りて、片方は死亡しまして、片方は重傷を負ったという事件が実際起こっています。ですから、ありきたりのことしか書けないです。これを止めていくにはどのようにしていけばいいのが、ここが非常に大きな問題として頭を悩ませているところです。
三番目のところは、大麻・ドラッグなどの薬物問題です。これも先生方の地域、あるいは学校では問題になっていることだと思います。入手経路であるとか、様々な経路がある中で、悪い輩が未成年を闇の世界に引き込む者がたくさんおります。実はこの問題については本校の具体的事例の中で一つ載せておいたのですけれども、二人の女子生徒の事例の中で、ライブハウスでイベントに参加したという事例をご覧になって頂ければわかると思います。その最後のところに、こういう内容を付け加えたのです。ライブハウスのイベントで深夜徘徊、飲酒、喫煙とブログの中から情報が出てきたので指導したのですが、その中で本人たちがこう言っておりました。実はそのイベントが行われたライブハウスというのは２フロアに分かれておりまして、高校生や未成年が１フロアに集められている。そして、主催者側の男性から「今日は別のフロアに行くなよ」と言われた。「それは何なのだ」と聞きましたら、「関東の方から危ない人が来ているみたいだから」そう言われたみたいです。「だったらなんでお前らそんなところに行くのだ」ということで指導しました。イベントやパーティー、あるいはインターネット、さらには友人、アルバイト先での人間関係という風なところから入手しまして薬物におぼれていくと、当然のようにそれに対する我々の手立ては、細かい情報を得ながら専門的な知識を得る必要性がこれからどんどんでてくるのではないかと考えています。
四番目として、ネット事情とその対策ということでいくつか挙げておきました。先生方の学校でも問題行動として取り上げたものが多々あると思いますが、この中で私が気になったのはヤフー知恵袋への書き込みと２ちゃんねるへの書き込みです。２ちゃんねるはどうしようもないのですが、ヤフー知恵袋まで具体的な誹謗中傷が書かれている時代なのかと驚きました。以前埼玉の方で勤務していた本校の職員からの話なのですが、その学校の生徒がもろに学校名を書き込みまして、‘この学校はどう思いますか、この学校はああでこうで・・こういうひどい学校なのですけれどもいかがでしょうか’というような書き込みをしたことがあったそうです。もちろん名前はわかりません。ですからこういう対策もしなければならないのではないかと思います。そこまで細かく見る必要はないのではないかという意見もありつつ、やはりそんなところへ書き込む生徒がいるというところへの対策が必要なのではないかということで取り上げさせていただきました。
以上、本校の現状、４私協、そして今後の問題ということで私の方から話をさせていただきました。
質疑応答
●福島県 福島成蹊中学高等学校 生活部長 菊池 忠 先生
２点ほどお願いします。１つは，段階的な指導と言う意味で，『グリーンカード』を生徒のほうに配布しているとのことなのですが，これは先生方に全て配っておいて，先生方が常備しているものかということと，段階的な指導ですので何枚になったらどういう指導，何枚になったらどういう指導という形，先ほど７枚目で停学という話でしたが，その点を教えていただきたいのが１点。もう１点は指導中のノートですが，この辺につきましてももう少し詳しく説明していただきたい。どの段階でそのノートを使うようになるのかです。
[応答]
『違反カード』なのですけど実物はこれです。緑色です。常備しております。各部門に，各学年に，後ろのポケットに入れていらっしゃる先生もおります。１回から７回という段階を経ての指導なのですけれど，生徒のほうには周知徹底しております。まず，１年生入りたてのオリエンテーションのときにその説明をいたします。さらに保護者に対しても，そのような説明をして指導をしてまいります。
１枚目から保護者には連絡はします。３枚目で担任の指導が入ります。４枚目で学年主任の指導が入ります。５枚目で教頭指導が入ります。さらに６枚目で指導部の指導が入って「リーチがかかっているぞ」と，最後の７枚目で指導処分とやっております。
『グリーンノート』，生活指導改善ノートと言うことなのですけれど，停学以上の生徒全てに渡します。それで，期間は特に設けておりません。例えば停学が１週間でも１週間で終わるかということではなくて，例えば，私とか指導部長の立場であるとか学年主任の立場であるとか，そういうふうな立場の者が話し合って「もうそろそろいいだろう」と最終的に終了を迎えます。当然，いきなりは終わりません。「あと１週間くらい続くぞ」とか，「３日で終わるからもう少し頑張ろうな」とか，そうゆう話をしながら指導をしております。
●福島県 桜の聖母学院中学高等学校 教諭 荒賀 久仁夫 先生
『グリーンカード』は指導部でなくとも全部の先生が持っているのですか。
[応答]
指導部はもちろんですが，全部の先生が使えます。持っているかどうかはわかりません。持っていない先生も当然います。持っていない場合には，「じゃ，グリーンカードね」と書いて生徒指導部に提出します。本人確認の上で提出します。
その際，使用頻度の差と言うものは当然出て来るものですね。
[応答]
出てきますね。
非常に，発行の度合いと言うのは難しいのではないかと思いますが。
たとえば、ある生徒にちょっと狙い撃ちみたいにできなくは無いですね。どうしても指導したい生徒にはどんどん発行してしまって，ほかの生徒が見逃されたりして，そういうトラブルは起こりませんか。保護者からも。
[応答]
今まで起こっておりません。そのようなトラブルが起こらないような形で１回２回と複数回注意されている生徒には情報共有します。だいたい，先生方同じような目線で見ておりますので，『グリーンカード』がまだ行かなくても，だいたい注意されているんだなという意識で見ております。次はもうだめだねと言う段階でカードの発行ということになります。たまたま，うまくいっているのかどうかはわかりませんが，今のところトラブルはありません。
尚志高校さん以外でカードの発行，これは『反則切符』になりますね。やってらっしゃるところありますか。よろしかったら，挙手をお願いしたいのですが。
帝京安積高校（福島県）です。
４私協のうちの2校はやっているとのことですね。