離任式を執り行いました~感謝を胸に、それぞれの新天地へ~

【離任式:先生方の最後の未来へ繋ぐ情熱のメッセージ】

​本日、本校礼拝堂にて令和7年度の離任式を挙行いたしました。長年、聖光学院の教育の柱として、また生徒たちの精神的支えとして歩んでこられた先生方の、心に響く最後のご挨拶をまとめました。

新井 秀 校長先生(在任14年)
​「私は56年間、高校教師を務めてきましたが、ここ聖光学院は私にとって『最高の学校』であり、君たちは『最高の生徒』でした。
忘れられない思い出があります。16年前、初めてこの学校を訪れた際、見ず知らずの私に野球部の生徒が『こんにちは!』と迷いなく挨拶をしてくれました。逃げるように先生を避けていた自分の高校時代とは違う、その清々しい姿に衝撃を受け、『こんな生徒たちがいる学校で働きたい』と強く願ったのです。
挨拶や『ありがとうございます』という言葉を口にできることは、人間にとって最も大切な力です。これからも『不正はしない』『誰もやらなくても、良いことは自分がやる』という信念を持って生きてください。必ず幸せが待ち受けています。私は教師は引退しますが、牧師は一生やめません。5月の野球部の試合も、すでに手帳に書き込んであります。必ず応援に行きますよ。」

岩永圭司先生(在任10年)
​「私が今回、退職を決断した真実の理由を伝えます。23歳の時、山道でトラックと正面衝突しそうになり、『死んだ』と思った瞬間がありました。奇跡的に助かったその時から、私の人生は『生かされたおまけの第2章』だと思って全力で走ってきました。
人生を80年とすると、残りはわずか4,000週間。40歳を迎える私に残された時間はあと2,000週間しかありません。スマホのバッテリーと同じで、人生の充電は減る一方です。その貴重な時間を、今の場所にとどまるだけでなく、違う道で誰かのために投資したいと考えました。
皆さん、10代は『友達』を大切にしてください。同じ夢を持つ仲間といれば道は外れません。そして私の好きな言葉を贈ります。『生きてるだけで丸儲け』。どんなに辛いことがあっても、命さえあればプラスに転じることができます。私は4月から『人生の第3章』に入ります。またどこかで会いましょう。」

​茂木 蓮先生(在任3年)
​「2年間の舎監生活を含め、自分の自由な時間を削ってでも皆さんと向き合ってきた日々は、私にとっても大きな財産でした。今回、他校からの誘いを受け、新しい環境でチャレンジすることを決意しました。
この選択が正解かどうかは分かりません。新しい場所で壁にぶつかり、教員をやめたいと思う夜もあるかもしれません。しかし、やらないで後悔するより、やってみて、そこでもがいて成長することに賭けてみたいと思ったのです。
皆さんもこれから進路に悩む時期が来るでしょう。人生は一度きりです。失敗を恐れず、自分の野望や信念に従って、後悔しない選択をしてください。廊下で元気に挨拶してくれた皆さんのパワーを糧に、私も栃木で頑張ります。」

​【感謝と別れ、そして新しい門出へ】
​斎藤智也副校長からは、本日欠席された厚生部長の菅野琢也先生についても、「14年間にわたり、写真部の活動や電気工事士の資格取得指導で、多くの生徒をエキスパートとして導いてくださった」とその功績を讃える紹介がありました。

​新井校長先生、岩永先生、茂木先生、菅野先生、本当にありがとうございました。新天地でのご活躍を、聖光学院一同、心よりお祈り申し上げます。