ラグビー部コーチに元日本代表宇佐美和彦先生が就任!

本校ラグビー部コーチに、今春保健体育の教員として採用された宇佐美和彦先生が就任しました。宇佐美先生は元日本代表のラガーマン。昨日その記者発表が行われ、多数の報道陣が来校しました。

県内の強豪となったラグビー部ですが、頼もしい実績十分のコーチが就任となり、ますます活躍が期待されます!以後、記者会見の様子です!

宇佐美先生記者会見

Q.採用されるまでの経緯は?
A.保健体育の教員を広く公募した中で、公平に試験し、宇佐美さんを採用しました。学校としてはラグビー部の顧問としても期待しています。

Q.今までの経歴は?
A.愛媛県西条高校、立命館大学、その後キヤノン、移籍してパナソニック、サンウルブズ(スーパーラグビー)、その後にキヤノンに復帰し、コーチを1年やり退団。日本代表としては2012年(大学3年生)に招集され、2019年までプレー。日本代表としては10試合を経験。

Q.引退されたのはいつですか?
A.2021年シーズンに引退し、翌年からコーチを務めました。

Q.教員として1年目で、かつラグビー部の顧問、今までラグビーを教えることはあったと思いますが、学校の先生として初めての難しさ、今までの経験をこういうふうに伝えたいなどありますか?
A.難しさは、今までは少人数で教えていましたが、学校はいろいろな生徒がいて、人数も多いので平等に教えるというのは難しいなと感じています。私は現役時代ケガが多く、休む時に休んで、やるときにはしっかりやるというメリハリがつけられず、オーバーワークになってしまって後悔した経験があるので、生徒たちにはメリハリをつけた生活リズムを伝えていきたい。

Q.ご自身のラグビーでの信念やプレースタイル、どういうところを大事にしているなどあれば教えて下さい?
A.私はあまりスキルがあるわけではないですし、高校からラグビーを始めたというのもあって、周りの選手と比べても上手ではなかったのですが、ひたむきにプレーするというのはいつも信念持ってやっていました。人が嫌がることを率先してやろうというのは常に思っています。

Q.ご自身も高校からラグビーを始めたということでしたが、福島県はあまり普及していなくて高校からラグビーを始める生徒が多いと思いますが、そのあたりどういうふうに教えていきたいですか?
A.今も新1年生が練習に来ているのですが、自分の学生時代と同じで、ラグビーってどうやって動いたらいいの?ボールってどうやって投げたらいいの?ていう子たちばかりなので「分からなくて当然、出来なくて当然」これから僕が教えてあげるからって安心させてあげたいし、これからだんだん上手になっていくからって伝えています。

Q.ご自身が引退されてから、先生になるまでの期間が空いていると思うのですが、なぜまたラグビーに携わりたいと思ったのですか?
A.コーチを辞めた後、一旦はラグビーを見るという環境を一切遮断して、家族との時間を過ごしていたんですが、またスポーツ専門チャンネルでラグビーを見るようになり、福島に移住していた時に福島のラグビーに携わりたいな考えていた時に、聖光学院で保健体育の公募があったので「これは是が非でも行かないといけない」と思い応募させていただきました。

Q.宇佐美選手といえば〝タックル〟というのが印象にあるのですが、そのあたり生徒たちにどう伝えていきたいですか?
A.タックルというイメージはあると思うんですが、そのタックルでよく脳震盪をしていたので、生徒たちには安全なタックルの方法、脳震盪にならないタックルの技術をしっかり教えて、試合で出来るように教えてあげたいなと思います。

Q.レフリーの資格取得を目指しているとお聞きしましたが?
A.大学時代からレフリーには興味があって、選手を引退したときにもレフリー委員長から「レフリーやらないか」とお誘いしていただいたのですが、タイミングが合わなくてお断りしたのですが、やっぱりラグビーの顧問になったということもあり、レフリーにも挑戦したいなと思っています。

Q.監督にお聞きしたいのですが、宇佐美先生が顧問になったということで、ラグビー部として期待していることなどあれば教えて下さい。
A.宇佐美先生の経歴はご存知だと思いますが、精神的にも肉体的にも非常い強いのですし、ご自身の経験をぜひ生徒たちにも伝えてほしいです。もう一つは福島県はラグビーの普及が急務だと思っていますので、強化はもちろんですが普及も同時に行っていただきたいと思っています。

Q.福島県のラグビーについては、今後どうしていきたいとお考えでしょうか?
A.福島県だけではなく、東北全体のラグビーが元気ないので、聖光学院から東北のラグビーを復活できればなと思っています。

Q.聖光学院の先生として、ラグビーの指導者として今後の目標など教えて下さい。
A.まずは早く職務に馴れること、今後の目標としては聖光学院を福島で常勝軍団にするということです。今はまだ毎年違う学校が花園に出場している状態なので、今年もチャンスがあると思っています。

Q.聖光学院については、これまでどのような印象をお持ちでしたか?
A.私は高校野球が大好きで、テレビでも現地でも観戦したことがありますし、やっぱり野球のイメージが強いです。その学校に勤めれると思うと大興奮でした。

Q.実際に勤めて生徒さんの印象や雰囲気ははどうお感じですか?
A.自分にはまだまだ教える力がないんですが、元気な明るい子が多いので早く自分自身が一人前になりたいなと思っています。