野球部「2025 夏」甲子園初戦で山梨学院に屈する

本日阪神甲子園球場で開催された第107回全国高等学校野球選手権大会2回戦、本校の初戦は山梨学院高校と対戦し、2対6で敗れました。

聖光学院は大嶋哲平君、山梨学院は菰田陽生君の両先発で始まったこの試合、まずチャンスを作ったのは聖光学院でした。今日1番抜擢の細谷丈君がサードへ強いゴロを放ちこれが三塁手の敵失を誘うと、2番猪俣陽向君がしっかり送ってスコアリングポジションに走者を進めます。しかし、続く3番菊地政善君、そして4番竹内啓汰君が共にショートゴロに倒れて先制はなりません。その裏のライトの鈴木来夢君、センター竹内啓汰君の連続ファインプレーで三者凡退に切り抜けると、2回裏の二死一・二塁のピンチも脱します。その後も両チーム走者を出しながら要所を締めて、5回までスコアレスの展開となります。

試合が動いたのは6回裏でした。一死から6番打者を四球で出すと、続く7番打者の時に山梨学院はヒットエンドランを仕掛けてきます。打球は猪俣へのサードゴロとなりますが、セカンドへの送球が間に合わず、さらに細谷君が走者と交錯して転倒し、一死一・二塁となります。そして続く8番打者にレフト前へのタイムリーヒットを放たれて1点を失います。

しかし聖光学院は7回、先頭の竹内啓汰君がセンター前ヒットで出塁すると、5番石澤琉聖君のセカンドゴロで竹内君が二進します。このチャンスに6番鈴木来夢君がセンター前へタイムリーヒットを放ってすかさず同点に追いつきます!

試合は終盤勝負かと思われましたが、その裏二死一・二塁から6番打者にタイムリーを許し、8回にも5本の長短打で4点を失ってしまいます。

何とか反撃したい聖光学院は、先頭の猪俣君、3番菊地君の連続ヒットなどで、無死満塁のチャンスを作ると、ベンチは代打で佐々木裕晟君を送ります、佐々木君に期待がかかりましたが、残念ながらショートゴロダブルプレーとなり万事休す。1点を返しますが、最後は鈴木君が7回途中から登板した相手の2番手左腕の前に三振に終わり、試合終了となりました。

選抜の準々決勝でタイブレークの末にベスト4を進出を逃した悔しさを胸に夏の甲子園に乗り込んだ聖光学院でしたが、山梨学院の前に苦杯を喫してしまいました。

しかし、秋の東北大会優勝、明治神宮大会出場、選抜ベスト8、春夏連続甲子園出場と1年間走り続けてきた62期生の歩みは色褪せることはありません。本当に素晴らしい歩みでした。ご声援頂いた皆様、本当にありがとうございました。