野球部「2025 秋 準決勝」学法石川との死闘は終盤逆転勝利!

本日県営あづま球場で開催された第77回秋季東北地区高等学校野球福島県大会の準決勝は、学法石川高校と対戦して5対4と見事に終盤勝負を制して決勝戦に進出、東北大会出場を決めました。

聖光学院は初回、2番の朝長啓一郎君がアウトコース低目の変化球をライト前に運びますが、3番髙木星輝君が併殺打に倒れます。2回にも一死から栗原慶太君がレフト前ヒット、6番北島大也君がバントヒットを決めてチャンスをかくだいするものの、7番横山孝侑君がこれまた併殺打に倒れ、先制はなりません。

しかし、3回表、先頭の十文字陽生君がライト前ヒットを放つと、松本叶我君が送りバントを決めると、二死後2番の朝長啓一郎君が右中間へのタイムリー二塁打を放って待望の先制点を奪います。

4回表にも藤崎翔勇斗君のヒットを足掛かりに、相手のワイルドピッチで2点目をとると、6回にも一死から栗原君がレフト前ヒットを放つと、北島君が送って二死二塁、さらに7番横山君がヒットで繋ぐと、8番十文字君が変化球をとらえてライトへタイムリーヒットを放って3点目を挙げます。

試合はこのまま聖光ペースで進むかと思われましたが、5回まで内野安打1本に抑える好投をみせていた松本君が、6回突如として崩れます。先頭打者の二塁打と送りバントで一死三塁とされると、1番打者の時に頭部に死球、松本君は動揺したか2番打者にも四球を与えて無死満塁。そして3番打者に右中間を破られ2点を失うと、制球力抜群の松本君が連続四球を出して押し出しで同点に、さらに代わった紺野耀大君が6番打者にレフト前ヒットを放たれて逆転を許してしまいます。

この大会最大のピンチを招いた聖光学院ですが、8回表に先頭の栗原慶太君がレフト前ヒットで出塁すると、北島君が送りバントを決め、続く横山君がこの日3本目のヒットで繋ぐと、8番十文字君が打席に入ります。十文字君はツーストライクから低目の変化球に手が出て三振。チャンスは潰えたかに思えましたが、これが再びワイルドピッチになって同点に追いつきます!

そして9回表、先頭の猪俣陽向君がセンター前ヒットで出塁すると、2番朝長啓一郎君がしっかり送ると、3番途中出場の大岡匠君のセンターフライで猪俣君が三進すると、ここで迎えるのは今日4番の藤崎君が左中間に会心の当たり!中堅手がダイビングしますが、わずかにボールがこぼれ、ついに勝ち越します!

最終回は紺野君が学法石川打線を三者凡退に斬ってとり、激闘となったこの準決勝を制して決勝進出を決めました。さらに10月9日から岩手県で開催される第78回秋季東北地区高等学校野球大会への出場も決まりました。

決勝戦は明日、同じく県営あづま球場で午後12時30分試合開始予定です。皆様、ご声援よろしくお願い致します!