2025夏 甲子園日記 2「花よりも、花を咲かせる土となれ」

大阪入りして初練習の今日は、トレーニングを中心に練習を行いました。トレーナーの細谷裕信氏による指導の下、上肢と下肢のタイミング、身体のキレ、そして柔軟性など約1時間半に渡り体を動かしました。トレーナーの評価は上々。25日の決勝戦のあとも、浮かれることなく練習に取り組んでいる選手たち。なかなか頼もしい限りです。

 

野球部のモットーは「不動心」ですが、毎年それぞれキャッチフレーズがあるんですね。今年は「花よりも、花を咲かせる土となれ」。昨年の新チーム結成当時に、ミーティングで紹介した言葉です。これは名門星稜高校の元監督山下智茂監督の言葉です。この言葉が控え選手の美馬優斗選手などに凄く刺さったようで、その後頻繁に選手の中で使われるようになったようです。

この言葉は「自分が目立つ花になるだけでなく、花を咲かせる土のように、他の人を支え、育てる存在になることの重要性」を示す言葉です。

人間は誰しも自分の人生の花を咲かせたい、輝かせたいと思うものです。でも、それ故に自分勝手になったり、他の人を踏み台にしたり、犠牲にしたりしてはいけません。それに、花が咲くには絶対的に土がなくてはなりません。花は目立つけど、土は目立たない。でも土がなければ絶対に花を咲きません。

一人ひとりが他を生かせる存在に・・・。スター不在の聖光学院ですが、一人ひとりが自分の役割に徹し、繋いで繋いで他を生かしていく。

そんな野球ができるのが今年のチームの魅力です。とりあえず、先ほどの開幕ゲームの抽選は外した?ので、2日目以降の試合となります。本抽選は3日。まずはしっかりと足元を見て、練習を重ねていきたいと思います!