昨日は大雨予報で高野連も一昨日のうちに中止を発表しましたが、結果的に雨はあまり降らず、朝イチの割り当て練習も普通にでき、もし甲子園も開催となれば試合はできたかなと。それだけに昨夜の段階で今日も大雨予報でしたが中止決定はされず、やっぱり大阪、兵庫は雨は降っていません。甲子園も普通に試合が開始されています。大会本部の決断も、本当に難しいですね。
ということで、本校の試合は明日となります。大阪入りしたのが7月31日ですから約2週間。決勝戦は7月25日でしたから、そこから3週間が経った計算です。この間、割り当てられた球場練習では実戦練習を多く取り入れ、「試合感覚」を失わないようにと練習を重ねてきました。明日、臆することなく3年間の歩みのすべてを発揮してくれることを願います。
この世代は本当によく練習をしました。聖光学院はいわゆる朝練習は行っていません。学校の始業時間は8時35分なのですが、選手たちは自主的にグランドに出向き、特に内野手は守備練習を行うことが日課となっています。控え選手の小林海童や石澤琉聖、今回ベンチには入れませんでしたが田中智大、美馬優斗などは見ない日がなかったほど。他にも室内練習場で打ち込んだり、ランニングしたり。一言で言うと、本当に「野球が好き」な選手たち。野球はチームスポーツですから、選手間で意見が合わなかったり、勝負に対して一歩引いてしまったり。そんなところでは上手くいかなかった時も多かったのですが、根底にはこの「野球が好き」という気持ちが様々な困難を乗り越えていく大きな原動力になったのではないかと思います。
野球大好き少年たちが様々な色を発しながら、いざという時に一つにまとまり、とてつもないエネルギーを出していく。相手が強ければ強いほど、そのエネルギーは大きくなり、粘り強く、泥臭く、束になって立ち向かっていく。それが今年のチームの、いや、それが聖光学院の野球です。その遺伝子を確かに引き継ぎ、夏の62期生たちが甲子園に挑みます。皆様、ご声援よろしくお願い致します!