特別養護老人ホーム 孝の郷様による福祉特別講座を開催しました!

10月30日(木)に伊達市霊山町にあります「特別養護老人ホーム 孝の郷」の氏家様・羽染様にお越しいただき、2年生福祉探究コースを対象に福祉特別講座を開催しました。

氏家様には、「会話を通して、相手に伝える難しさ」をテーマに授業を行っていただきました。人との会話の中で、伝えたつもりでも実際には伝わっていないという現象が起こることがあり、それは言葉のみで伝えようとしているからこそ発声することを教えていただきました。コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語的コミュニケーションがあり、会話には送信と受信が存在することを学びました。聴き手のレベルに合わせるということを改めて気づくことができました。また、非言語的コミュニケーションは、受け手に対する表情・声色・間の使い方等を表し、声で伝える時に含まれる要素であることを学習しました。

羽染様には、「飲み物にとろみ剤を用いて実際に飲んでみよう」をテーマに授業を行っていただきました。水・お茶・炭酸飲料・紅茶・ミルクコーヒーにとろみ剤を使用してみて、とろみ具合と味を実際に飲んでみて体験しました。施設現場では、利用者さんの状態に合わせてとろみ剤が使用されますが、それを実際に飲んでみて、飲み物が液体状からペースト状に変化していく過程を学びました。とろみ剤の使用具合によって味も変化していく面白さを得られました。日頃の生活では、とろみ剤を使用することは少ないですが、今回使用して新しい発見がたくさんありました。改めて介護の奥深さをしることができたと思います。

今回、福祉特別講座を行っていただきました氏家様・羽染様に心より御礼申し上げます。