聖光ファーム日記5

地域に根ざした学校づくりのために(2021年7月1日)

皆さんは覚えているでしょうか。4月に4日間にわたり、

氷点下まで冷え込んだことを。

今回の凍霜害(とうそうがい)により、15市町村のももの被害額は

10億8200万円に及び、過去2番目に大きい被害となりました。

桃の品種「あかつき」は皇室にも届けられる県主力品種。

7月に桑折町にて桃の果樹園にお世話になる計画もそれどころではなくなり、

今回は中止となってしまいました。

季節と発育は非常に重要なもので、その時期によって適切な気候や天気でないと、

発育に大きな影響を与えます。

これも地球温暖化の影響なのでしょうか。

どんなに愛情深く育てても、どうすることもできない理不尽さ。

農作物を育てることは、難しい。そしていざ自分が育てる身となった立場となり、

感じ方が大きく変わりました。

育てた後の感じ方の違い。理不尽さをどう考えるのか。そして、今私たちに

できることは何なのか。ということを「探究」の授業を通して自らの課題として

捉え、主体的に考える力を生徒が身につけられればと考えています。