プロダクト工学コース 進路探究

本日、2年プロダクト工学コース2年生が、東北芸術工科大学(山形市)とIKEA仙台に進路探究活動を行ってきました。昨年は、仙台の専門学校見学でありましたが、今年はコース編成となった初めての見学でした。
東北芸術工科大学に到着後、3グループに分かれ施設見学を行いました。芸術学部とデザイン工学部があり、映像学科、CG学科、芸術学科、プロダクトデザイン学科の施設を見学しましたが、自由で開放的な空気を肌でひしひしと感じることができました。服装や髪型も自由、見た目、派手な学生さんが机やパソコン、キャンパスに向き合う姿は、真剣でありながらも格好良く見えました。本気に何かに取り組み姿勢はいいものです。音響施設、映像機材、映画館施設、スタジオ、アトリエなど施設も大変充実しており、学生さんが利用する学食もクオリティが高く何より安い!ショップ(売店)の品揃え最高でした。
施設見学後、プロダクトデザイン学科の柚木先生による、『はかる』をテーマにしたワークショップでは、『はかる』対象、世の中の『はかる』シーン、を話し合い、ブレーンストーミングを行い、発表を行いました。グループワークの経験も少なく、人前で発言することや意見をまとめることに苦労する場面はありましたが、とてもいい経験をさせてもらいました。ものづくりで大切なことは以下の2点であることを教えていただきました。
「社会をよりよく、より豊かにするために、今の社会やリアル生活を知ること」
「世の中の優れたデザインが、問題をそのように解決しているのか理解すること」
問題を探して話し合って解決するという探究のスキルが今の学生(若者)に必要とされ、モノづくりに携わる学生であっても、一つの技術だけでなく、総合力が求められる時代です。探究の時間を通して身につけてほしいと思います。
大学の学びや施設、雰囲気を味わえた充実した時間となりました。本日の見学を準備してくださった東北芸術工科大学の柚木先生、広報課の皆様、大変お世話になりました。
午後は、世界最大のインテリア量販店のIKEA仙台に行ってきました。ものづくり、デザインを学ぶ大学を見学した後、プロダクト製品がどのような形で販売されているのか、手に取り学ぶことが見学の目的です。IKEAは格安でデザインされた製品がところ狭しと陳列されています。ただの見学にならず、実習課題もあったことから広大な店内と隅から隅まで動き回っていました。
判断力の差は、情報の差です。学生のうちに経験や知識を積み重ねることが最良の進路選択になります。今後の、学校生活につなげてほしいと思います。