2026年度始業式において、岩野政二新校長が、在校生に初めての説教を行いました。
令和8年度 始業式 校長説教
「与えられた時間をどう使うか ― 命を輝かせる生き方」
2026年度、聖光学院高等学校の新しい1年が始まりました。
始業式において、岩野新校長より、今年度の年間聖句に込められた願いと、これからの学校生活の指針となる「時間の使い方」についてのお話がありました。
1. 今年度の年間聖句:「私には金銀はない。持っているものをあげよう」
今年度、私たちが繰り返し味わい、深めていく言葉は、使徒ペテロが足の不自由な男に語った聖書の言葉です。ペテロが持っていた最も価値のあるもの、それは「イエス・キリストの名による癒やしの力」でした。
生徒の皆さんもまた、神様からそれぞれ異なる「賜物(たまもの)」を与えられています。勉強、スポーツ、芸術、あるいは友情や思いやり。大切なのは、自分に何が与えられているかに気づき、それを**「どのように用いるか」**ということです。
2. 日野原重明先生の「命の授業」― 命とは「時間」である
ここで、105歳まで現役の医師として活躍された日野原重明先生の言葉を引用します。先生は子供たちに「命はどこにあると思う?」と問いかけ、こう教えられました。
「命とは、君たちが持っている『時間』そのものなんだよ」
私たちは、与えられた時間をどう使うかによって、自分自身を形作っていきます。
3. 二つの「時間の使い方」
日野原先生は、時間の使い方には二つの方向があると言います。
自分のために使う時間:自分を磨き、たくましく成長させ、自己を形成するために不可欠な時間です。まずは自分らしく、正直に自分を見つめ、一生懸命に自分のために時間を使ってください。
誰かのために使う時間:自分の時間を誰かのために差し出すとき、命はさらに輝き、豊かになります。誰かを支え、励まし、共に歩むために時間を用いるとき、皆さんの賜物はさらに輝きを増し、喜びで満たされるはずです。
結びに
2026年度という新しい1年。皆さんがこの学び舎での生活を通して、自分に与えられた賜物に気づき、自分と他者のためにその時間を最大限に活かして成長していくことを心から願っています。
