野球部「2022 夏 甲子園」1回戦 日大三高に逆転勝利!

本日阪神甲子園球場で行われた第104回全国高等学校野球選手権大会の1回戦、日大三高との一戦は見事逆転勝利をおさめ、5年ぶりに夏の甲子園での勝利となりました!

聖光学院の先発は、意表を突き左腕の小林剛介君を起用。小林剛君は初回から落ち着いたマウンドさばきをみせます。しかし、低目にコントロールされたスライダーを1番藤巻一洸君に技ありの一打で一・二塁間を破られます。小林剛君は二死後4番浅倉大聖君にセンターオーバーの二塁打を放たれ、1点を失います。

すぐに追いつきたい聖光打線は、切り込み隊長の赤堀颯君がライト前ヒットを放つものの、後続が断たれ無得点。その後2回・3回と三者凡退に抑えられます。そして迎えた4回表、小林剛君は先頭打者に四球を出すと、続く打者の送りバント時に小林剛君がセカンドへ高投し、無死一・二塁の大ピンチ。7番打者にしっかり送られて二・三塁になります。ここで8番の大川智矢君は初球を叩き、セカンドへ強い当たりを放たれます。しかし、髙中一樹君がこれを好捕してバックホーム!間一髪のプレーとなりますが、判定はセーフとなり2点目を奪われてしまいます。

しかし、昨秋から何度も逆転勝利を挙げてきた現チーム。4回裏に反撃に転じます。先頭の髙中君がレフトオーバーの二塁打で出塁すると、一死後ワイルドピッチで走者をサードに進めると、4番三好元気君のサードゴロで1点を返します。

続く5回表、先頭の藤巻君にレフトオーバーの二塁打を放たれ、送りバントで一死三塁のピンチとなります。聖光ベンチはここまで粘り強く投げていた小林剛君からエース佐山未來君に継投します。佐山君は好打者の富塚隼介君に全力投球!140km/hを超える直球を連発します。しかし富塚君は粘った9球目をライトへの飛球を放ちます。犠牲フライかと思われましたが、ライトの三好君はホームへ好返球!これが間一髪アウトとなり、ピンチを脱します。

そして5回裏、試合が大きく動きます。先頭の生田目陽君がサードのグラブを弾くヒットで出塁しますが、9番佐山君の時ヒットエンドランが失敗し、三振ゲッツーでツーアウトとなります。嫌な流れでしたが、1番赤堀君がレフト線へ二塁打を放つと、迎えるは2番髙中君。髙中君は変化球が二つボールになった後の甘く入った直球を強振すると、打球は浜風に乗ってこれがなんとレフトスタンドへ飛び込む逆転ツーラン本塁打!繋ぎの2番が打者の人生初本塁打がなんと甲子園での逆転本塁打となり、試合をひっくり返します。

こうなると注目は佐山君のピッチングです。佐山君は6回に二死から二塁打を放たれますが後続を断つと、7回にも一死から代打の二宮士君に右中間を破られると、続く好打者の藤巻君にもレフト前ヒットを打たれ、一死一・三塁の大ピンチ。しかし、佐山君は2番の寒川忠君がファーストライナー、3番富塚君をセンターフライに打ち取って無得点に抑えます。

聖光学院打線は8回にも4番三好君がレフトスタンドへソロ本塁打を放って1点を加えると、最終回も佐山君が走者を出しながらも無得点に抑えて見事な逆転勝利。

先発小林剛介君の好投、継投で無得点で抑えたエースの佐山未來君。1番の主将赤堀颯君は3安打を放ち、髙中一樹君、三好元気君は攻守と本塁打を放つ見事な全員野球で強豪の日大三高を破って2回戦進出を決めました。

2回戦は14日第1試合でこれも強豪の横浜高校(神奈川)と対戦します。皆様、ご声援よろしくお願い致します!