野球部「2022春 東北大会」まさに死闘!準決勝は延長12回逆転勝利で秋春連続決勝進出!

本日県営あづま球場で開催された第69回春季東北地区高等学校野球大会は、青森県の弘前学院聖愛高校と対戦し、延長12回の逆転勝利で決勝進出を決めました!

聖光学院は初回、2番の髙中一樹君がライトフェンス直撃の二塁打で出塁しますが後続が断たれ、無得点で終わります。

一方聖光学院先発の小松桜吏君は、先頭打者に四球を与えると、牽制悪送球で一気に走者が三進すると、次打者も四球で歩かし、ここで降板。あらかじめ準備をしていた小林剛介君がマウンドに上がります。

小林君は3番打者に犠牲フライを放たれますが、4番打者をサードゴロの併殺に打ち取り、1失点で凌ぎます。しかし2回にも聖愛打線に1点を奪われ、今日もリードを許す展開になります。

しかし聖光学院は3回表に1点を奪うと、5回表にも4番三好元気君のセンター前タイムリーで同点に追いつくものの、その裏には9番打者にレフトスタンドにソロホームランを放たれ、1点を勝ち越される非常に緊迫した試合となります。

そして聖光学院は8回表、先頭打者の山浅龍之介君が左中間に二塁打を放つと、次打者が四球を選び無死一・二塁の大チャンス。7番狩野泰輝君が送りバントできっちり送り、二・三塁にチャンスを拡大し、同点・逆転の期待が高まりますが、ここで三走山浅君が捕手からの牽制で刺されてしまいます。しかし、ここで8番生田目陽君が起死回生のセンター前ヒットを放って同点に追いつきます!

そして試合はこのまま延長戦になります。そして11回裏、聖光学院は絶体絶命のピンチを迎えます。6回から登板のエース佐山未來君は先頭打者にレフト前ヒットを放たれ、送りバントで一死二塁のピンチを迎えると、3番打者は申告敬遠で一・二塁。ここで4番打者にセンター前ヒットを放たれます。しかし、センターの安田淳平君がセンターから矢のような送球をみせ、二塁走者は三塁ストップ。一死満塁のピンチから、5番打者はやや浅めのライトフライ。三走が意を決したように本塁突入を試みますが、ライトの三好元気君が本塁へドンピシャの好送球で本塁タッチアウト!サヨナラのピンチを凌ぎます!

試合は12回表一死から4番三好元気君が内野安打で出塁しますが、次打者の山浅君がライトフライに倒れ二死に。しかし途中出場の三田寺大吾君が絶妙なセーフティバントを決めると、7番狩野君がショートのグラブをかすめるセンター前ヒットを放ち、二塁から三好元気君が生還!続く生田目君もライト前タイムリーを放ち、三田寺君が生還と2点を勝ち越します!

12回裏も二死一・二塁のピンチを迎えますが、最後の打者を三振!ショートバウンドで大きく弾いた山浅君がそのボールを拾って倒れこみながら一塁へ送球し間一髪アウトと、最後まで劇的な、そしてまさに死闘といえる試合を制しました!

準々決勝・準決勝と神がかった試合連続で制した聖光学院は、明日秋春連続の東北大会の決勝戦に挑みます。皆様、ご声援よろしくお願いいたします!