野球部「2023 夏 甲子園」2回戦は仙台育英に悔しい敗戦

本日阪神甲子園球場で開催された第105回全国高等学校野球選手権大会の2回戦は、仙台育英と対戦し2対8で敗れました。

聖光学院の先発は1回戦に続き小室朱生君。初回の攻撃を無得点で終えると、その裏仙台育英の猛攻を受けます。先頭打者に内野安打を許し、その後一死一・三塁とされると、ファーストゴロがフィルダースチョイスとなって1点を献上。さらに満塁とされますが、ここは小室君が相手の強力打線を連続三振に斬ってとり、ピンチを脱します。

しかし2回表、聖光学院は先頭の三好元気君がライト前ヒットで出塁すると、牽制悪送球からチャンスを広げ、一死一・三塁から6番松尾学武君が犠牲フライを放って同点とします。

すぐさま同点としたところで、なんとか粘り強く試合を運びたいところでしたが、2回裏に思わぬ守備のミスが出ます。二死二・三塁から完全に打ちとったフライをセカンドの西本颯汰君とセンターの三好君が譲り合ってしまい、2失点。非常に手痛いミスとなってしまいます。

しかし、試合はこの後非常にしまった展開に。4回表には杉山由朗君が逆風ながらもライトスタンドへ飛び込む追撃の一発を放ち1点差に詰め寄りますが、なおも二死三塁のチャンスから仙台育英の継投策の前に同点にはなりません。

6回にも一死一・二塁のチャンスを作りますが、4番三好君は三振、5番樽川遥人君はサードゴロと同点機を逸します。

膠着状態になった試合が動いたのは7回裏でした。ここまで立ち直りを見せ粘り強く投球していた小室君でしたが、4本の長短打を集められ3失点。8回にも代わった安齋叶悟君が2失点し万事休す。

昨年準決勝の雪辱を期し、懸命に戦った聖光学院でしたが、残念ながら2回戦敗退となりました。

延長タイブレークで奇跡的に勝ち上がった60期の夏。甲子園では2回戦敗退となりましたが、大きな成長の跡をみせた立派な戦いでした。皆様ご声援ありがとうございます。また、すぐに秋の大会が始まります。引き続き聖光学院を見守って頂けたら幸いです。本当にありがとうございました!