3年生インタビュー企画 ぜひご覧ください!

特別企画! 3年生スペシャルインタビュー

各科・コースを卒業する3年生にインタビューをしました!スクロールしていくと、福祉コース、工業科の皆さんのインタビューがご覧になって頂けます!

①普通科進学コース

杉山竜馬
(普通科進学コース 西根中出身)
福島大学 人文社会学群 経済経営学類 合格

<聖光学院に入学したきっかけを教えて下さい。>

聖光学院が野球で有名だということは知っていて、身近な先輩も聖光学院に通っていたんですね。それで受けてみようかと思ったのがきっかけですね。

<スーパースカラシップでの入学でしたよね?>

はい。勉強に専念するということで、最初は正直不安もありました。中学時代はあまり積極的に勉強に取り組むという感じではなかったんで・・・。でも、そういう自分を変えたいという意識は強かったし、嫌なことから逃げていたら成長できないと思ったんです。それで、挑戦してみようかと。

<実際入学しての感想は?>

1年生のころは運動部の生徒も多いので戸惑いも多かったのですが、慣れてきてからは学校生活も楽しかったですね。部活に打ち込んでいる生徒が多いので、自分も頑張らなくては、という刺激はたくさんもらいましたね。中学時代は卓球部に所属していて、団体戦では東北大会にも行ったんですよ。だからもともと体を動かすのは好きだったんで、体育の授業や競技大会は本当に楽しかったですね。

<勉強については?>

勉強って地道な努力が必要です。一番意識したのはしっかりとメリハリをつけるということですね。あまり計画性がなくやっちゃうと、疲れちゃいますから(笑)。やる時はやる!そうじゃない時はやらない!って。中学時代は塾に行っていましたが、塾なら先生方とのコミュニケーションがとれますが、聖光のスカラシップは映像授業を受けますよね。そこが結構心配だったんですけど、映像授業でも内容が濃いし、さすがに受験用の授業なので飽きが来ないというか、ギャグなんかもあって面白かったですね。自然と頭に入るというか。

一番のメリットは分からないところを何回も観ることができることですね。

<普段の授業の感想は?>

僕は控えめな性格というか、どちらかというと消極的な感じ(笑)。でもそんな僕でも普段の授業は凄く分かりやすくて興味をひくものが多かったですね。好きな授業は物理でした。担任の水戸先生が物理の担当だったんですが、板書が凄くまとまっていて、復習もしやすい。公式は赤で囲んであるとか、板書や授業のやり方も一年を通して一貫性があるので、凄く取り組みやすかったですね。あとでノートを見返すと達成感があります(笑)

<受験の話しを聞かせてください!>

僕の家は飯坂温泉で旅館を経営しているのですが、コロナの影響もあるし、これから大変ですから、まずは家の力になりたいという気持ちが強かったんです。それもあって経済学の勉強をしたいと。家から通いたいというのもありましたし。それで、大学を調べてみると、福島大学が一番いいと思ってチャレンジを決めました。でも、今の成績では厳しいよ、というご指摘も頂いて(笑)、そこから火が付きましたね。

それで頑張って勉強に取り組んだのですが、公募推薦の中に英語検定2級を持っていないと受けられないという項目があって、「これだ!」と思って英検2級取得に向けて力を入れました。僕は英語が得意だったこともあるのですが、これで完全に推薦狙いというか、目標が定まった感じですね。英語担当の小野先生は夏休みも勉強を見てくれましたし、小論文対策や面接練習など、進学コースの先生みんなが協力してくれました。本当に感謝の言葉しかないですね。

それで夏休みの最後に受検して、合格発表が9月下旬。合格した時は嬉しかったですね。英検2級をとれたのは自信になりましたし、福島大学への受験に向けて、希望が見えてきた感じでした。

<福島大学の受験について>

そこからは小論文対策。これが結構大変でしたね。あんまり作文自体が得意じゃなかったんで。最初は問題の意図が正しく読み取れなかったりしたんですが、数をこなしていくうちに少しずつ書けるようになっていきました。日本の経済とかを知らなきゃいけないのでニュースもみるようになりましたし、新聞も読みました。おかげで語彙力も随分あがったと思います。試験には時事問題が出るのかと思ったのですが、実際に出た問題は「チンパンジーやゴリラの子育てと人間の子育ての違いから何を読み取るか」みたいな問題でもうビックリ!その場では凄い焦りました(笑)。

もう最初は頭パニックでしたが、問題文を読み直していくうちに少し何を聞きたいのかが分かってきて、何とか書き上げることができました。もうこれは練習の成果ですね。でも、単純に他の人がどういう考えを持っているのか、凄く知りたいな、と思いながら書いていたので、今考えれば少し余裕もあったのかな。それも練習をちゃんとしていたからだと思います。

合格発表の時は、本当に嬉しかったです!

<聖光学院に入って・・・>

本当に良かったですね。先生方がみんな親切で、特に担任の先生には凄くお世話になりました。他の学校では経験できないこともいっぱいありましたし、特に野球部の夏の大会での応援は凄く楽しかったし、進学コースのある第二校舎はログハウスで、自然の環境の中で落ち着いて勉強できたのも特別な経験でしたね。

僕には今中学2年生の弟もいるんですが、僕自身充実した高校生活を送れたので、弟にも聖光学院を勧めますし、中学生の皆さんにも勧めたいですね。きっと後悔のない高校生活を送ることができますよ!

担任の水戸先生とがっちり握手!

 

②普通科福祉コース

桑島叶羽(普通科福祉コース 西根中)
特別養護老人ホームだて緑風園

Q まずは聖光での3年間が終わろうとしていますが、今の気持ちは?

率直に寂しいというのが本音ですね。中学生の時は自分を出せなくて、はっきり言って学校へ行くのが嫌で嫌で仕方がなかったんですね。でも聖光に入ってみて、見る世界が変わったというか、先生方や友達との出逢いもあって、凄く楽しかったですね。私自身を一番出せた場所、それが聖光学院なんです。

Q 中学校時代はどんな生徒だったの?

とにかく勉強が苦手で、今に比べると自分を出せなくて。あまり喋るのもしなかったかな。でも高校では、先生方や友達が自分に合わせてくれるというか、自分を尊重してくれるんです。そういう人たちと出会えたのが本当に大きです。やっぱり自分を一番尊重してくれるのは家族だと思うんですけど、聖光学院には家族みたいな雰囲気があったんです。だからこそ自分を出せたんだと思います。

Q なぜ聖光学院を受験したのですか?

母が介護の職に就いていた時があって、私自身人に喜んでもらうことがすごく好きで。将来は介護職に就きたいと思っていたので、聖光の福祉コースを選びました。

Q 入学してみて感じたことは?

一番びっくりしたのが、中学校と全然違うのが、とにかくフレンドリーだということですね。先生方も面白い方が多くて、家にいる時の自分と変わらずに話すことができるんです。素の自分のままでいられる、私にとって聖光学院はそういう“居場所”だったんだと感じています。

Q 福祉の授業はどうでしたか?

とても分かりやすかったですね。ただ座っているだけの授業じゃないので、車いすとかベットの移動と移乗、排泄介助の講習など福祉に必要なスキルを楽しく学ぶことができました。

Q 辛かったことはありましたか?

う~ん・・・。中学校の時の辛いこととかは結構思い出すんですけど、不思議と高校時代にそういうことを思い出せないんです。そういうことが本当になくて。中学校の時とかは、あの先生苦手とか、あの人嫌いとか、行事が嫌だとか、そんなこといっぱいあったんですよ。

私、野球部の斎藤先生の本を読んだんですね。そこに「自分が嫌いな人とか、嫌なことって、自分を成長させてくれるためにある必然なんだ」ということが書いてあって・・・。それが凄く心に響いて、今はそういうことがあっても全然苦にならず、相手のいいところを何か見つけてやろう、みたいに凄く前向きになれましたね。

Q 勉強は苦手だったんですよね。

本当に嫌いでした。得意科目なしです(笑) 「ここ出るからやっておくように」なんて授業で言われるじゃないですか。でも今まではあんまり出なかった(苦笑)。でも聖光の先生は「出すよ」って言ったところは必ず出す(笑)。中学校の時って勉強をやって達成感とか充実感を全然感じることができなくて、「私はできない」って勝手に思い込んでいたと思うんです。

でも高校に入って、ちょっと結果がついてくると意欲が出てきたんですね。頑張ってテストができた時は達成感を感じることができるようになりましたし、今では勉強嫌いとか、やりたくないとかは全然思わなくなりました。テストが近づいてくると、今までは嫌だ、という気持ちしかなかったけど、今は「やらなきゃ」って思いますね(笑)

Q 福祉のクラスはどうでした

私たちのクラスは元気100倍でしたね。個性強めのクラスで、とにかく元気。私なんかもう毎日笑ってばっかりで。福祉コースだからなのか、みんな観察力が凄くて、困っていると自然と手を伸ばしてくれる、みんなで助け合うという雰囲気があるんですね。卒業が近くなってきて、本当にいいクラスだなって思いますね。

Q 充実した3年間だったんですね。

そうですね。もう、本当に充実していました。本当に濃い3年間。でもあっという間の時間でした。できればあと3年間くらいは聖光学院で高校生活を送りたいです。私、本当に聖光学院が好きなんです。聖光Like じゃなくて、完全に聖光Loveです!(笑)

Q 卒業を控え、これからは実社会に羽ばたきます。将来に向けて一言お願いします!

介護の仕事って一番大事なのは信頼関係だと思うんです。コミュニケーションを大事にして、「あなたに介護を頼みたい」と言われるような介護職員になりたいです。認知症や終末期の方もいらっしゃると思うんですが、私はその立場になったことがないから全部は分からないけど、いっぱい話して、相手に寄り添うことができる、そんな存在でありたいと思います。

今まで私は多くの方に、いろいろなことをしてもらってきました。「自分がしてもらって嬉しいことは、相手も嬉しんだよ」って母にいつも言われるんですけど、今までしてもらってきた分、これからはいっぱい利用者さんに喜んでもらえるような、そんな存在になれたらいいなと思っています!

いつも笑顔で前向きな桑島さん。インタビュー中も明るく、そしてハキハキと質問に答えてくれました。学校近くの施設に就職することになっている桑島さん。きっと素晴らしい職員に成長するんだろうな、と感じました。桑島さんの活躍を、心から祈っています!頑張ってくださいね!

 

③工業系学科(機械科・電気科・情報電子科)

機械科
三留 碧(日東紡績㈱ 信夫中)
八島空斗(福島キヤノン㈱ 県北中)

電気科
三浦悠人(㈱ユアテック 県北中)
遠藤 聖(北芝電機㈱ 大玉中)

情報電子科
佐藤琉那(㈱東北電力 県北中)
高橋朋希(平河ヒューテック㈱ 梁川中)

Q 聖光学院に来たきっかけを教えて下さい。

遠藤:資格がいっぱいとれるのが一番の理由ですね。中学校の担任の先生のすすめが大きかったです。将来就職を志望していたので、電気科だと電気工事士の筆記試験の免除の特典があるということも選択した一つの理由ですね。それと両親からも就職するなら工業科のほうがいいとアドバイスをもらいました。

八島:僕はマイスター特待をもらったことが大きかったですね。

高橋:僕もそうですね。

佐藤:私の場合も資格取得が一番の理由です。私は兄が聖光のOBで、兄は機械科だったのですが、やっぱり多くの資格取得をしていましたので、聖光で頑張りたいと思っていました。

三留:僕はサッカーが一番の理由です。聖光でやらないかという話しもあったので。それで就職希望だったので機械科にしました。

三浦:僕は聖光一択で、実は他の科に、と思っていたんですけど、結果的に電気科に合格しました。

Q 資格の話しが結構出ましたけれど、資格はどれくらいとりましたか?

三留:僕は4つです。

八島:23個!

三浦:12個!

遠藤:11個!

佐藤:15個!

高橋:20個!

Q みんな凄いですね!資格取得の勉強はどうだったですか?大変ではなかったですか?

八島:辛くはなかったですよ!自分としてはいろいろな専門分野を学べたので楽しく勉強できた感じで、苦痛にはならなかったですね。部活と資格取得の両立が難しいのはありましたけど(バレーボール部に所属)。部活との時間配分とかでは少し悩んだかな。

高橋:いや、僕はつらかったな~。結構資格取得のスケジュールがタイトだったので。例えば1日に2個とか、3週連続だったりとか、その時はさすがに辛かったですね。

三浦:僕は辛くなかった。僕はもともと資格取得目的の入学ではなかったし、中学校の時は勉強もかなり苦手でした(苦笑)。そんな中で取り組んだのが電気科全員で取り組んだ第二種電気工事士の資格取得だったんですね。もちろん勉強も頑張ったんですけど、ここでまさかの合格!これが大きかったですね。「こんな自分でもとれるんだ!って」。そうしたら次に対する意欲が湧いてきたんです!頑張る→合格、頑張る→合格、そういう流れが楽しくなりましたね。資格は僕にとって新しい自分を発見させてくれたもの、なんです!

遠藤:僕は大変だったかな。放課後に補講をやってもらうんですけど、家が大玉で遠かったので、時間という意味で大変だったかな。

佐藤:私は全然つらくなかったですよ!勉強をしていて模擬試験などを結構やるんですけど、やっているうちにどんどん点数が上がっていくと楽しくなるんですよ。一緒に資格を頑張っている友達の姿もすごく刺激になりますね。

Q 各科で学んだ感想は?

三留:機械科の授業は楽しかったですね。一番好きだったのは3年の時の課題研究かな。自分たちの班は鋳造をやったんですけど、結構みんな失敗とかして、時間もかかったのですが、なんで失敗したとかいろいろ話し合って、完成した時は嬉しかったですね。

八島:機械科の授業は普通高校では絶対に出来ないことじゃないですか。そういうことを学べたということは、楽しかったですね。旋盤やアーク溶接、アーク溶接が一番好きだったかな。

三留:機械科の先生は分かりやすいし、自分たちと同じ目線に立って教えてくださるのでよかったですね。

八島:特にT先生は、厳しいけど、自分の将来のこともしっかり考えてくれているのが分かるんで、いい先生だなと。

三浦:僕は電気科ですけど、電気って身の回りにあるものだけど、中学校の時はそのことを勉強するなんて想像できなかったんですね。でも勉強してみて、僕たちのライフラインを守っているのは間違いなく電気。電気ってすごいなって感じて、電気に携わる仕事がしたいと思うようになりました。電気科で学んだことがまさに僕の人生の転機ですね

遠藤:僕は電気の資格をいっぱいとったんですけど、電気って本当に身近なんだなって。昔は電柱をみてもなんとも思わなかったけど、今はあれがついている、これがついているって、そんな見方をしちゃう(笑)。電気って絶対欠かせないものなんですね。電気科の授業は難しかったですけど、専門分野を深く学ぶにつれ、電気が人の生活を支えているというのがわかって、その勉強をしてたことにけっこう感動している自分がいますね。

高橋:情報電子科は自分的には楽しかったですね。クラスは結構おとなしめ。電気科とか機械科はかなり元気なんですけど。情報電子は静かでしたけど、個性はけっこうあって。クラスは楽しかったですね。情報電子科ってパソコンのプログラム、制御に関することが多いんですけど、最初は難しく感じるかも知れないですけど、習ったことを実習で試して、結果によってその原因を探ったりするところは面白かったし、おもしろかったですね。

佐藤:情報電子科の授業っていろいろな科目があるんですけど、それぞれ関連性があるんですね。最初は良く分からなくても、それが次の科目の中で出てきたりして、それで理解が深まるというか。プログラミングをするのは私も楽しかったかな。

Q 三留君はサッカー部に所属していた。

三留:はい。今までの人生で一番濃い3年間でしたね。聖光のサッカー部の特徴って、サッカーの技術だけじゃなくて、人間的な部分をすごく大事にしている。監督の山田先生からは、感謝の気持ちを忘れないことを常に言われていました。僕たちの代って先輩たちと比べると最初はあまり期待されていなかったと思うんですね。人数も少なかったし。最後は選手権で決勝まで行きました。満足はしていないけど、コロナのこともあって、休校とか、練習ができない時期もあったし、それでも苦しい中で、特別な年に決勝まで行けたのは人間的な部分が大きかったんじゃないかと思いますね。

Q それでは皆さん、最後に一言お願いします!

三浦:中学校って普通教科の勉強ですけど、工業系の学校って専門科目を学べるのが大きいと思います。これは普通科の高校では絶対経験できないですし、特に就職希望の人は絶対に専門科目を勉強した方がいいと思います。僕は聖光に入って本当に良かったと思っていますよ。資格取得は就職にも絶対役に立ちますし!

遠藤:聖光は資格が取得できるのが一番の魅力ですね。オリジナルテキストとかで分かりやすく教えてくれるし、自分の視野を広げていくためにも、資格の取得はすごく良いと思います。資格は将来の自分に強みにもなりますし、中学生の皆さんも聖光に来て資格取得にチャレンジして欲しいですね。

八島:資格取得をしたい人、そして部活動を本気でやりたい人には聖光は凄くいいところだと思うので、ぜひ聖光学院に入って欲しいです!

三留:全国大会を目指すとかいうのは限られた期間じゃないですか。その限られた3年間を聖光学院で過ごせたのは本当に最高でした!

佐藤さん:聖光は生徒想いの先生が凄く多いです。それでやる気が引き出されるん部分も多かったですね。高校3年間ってすごく大事だと思うんです。今考えても、その3年間を聖光で過ごして、そして資格取得を頑張ったことで、新しい自分に出会えたんじゃないかなと思います。

高橋:聖光学院は他校に比べ、部活・資格を含めて、凄くチャレンジできる環境があると思うんです。先日公立高校に進んだ友達に、なんでそんなに資格がとれるの?って言われたんです。逆に何でとれないの?って聞いたんですけど、そんなに資格をとれる環境じゃないよって。その時改めて聖光はチャレンジできる環境があったんだと再認識しました。

部活・勉強・資格。チャレンジしたい人はぜひ聖光にって思いますね!

 

インタビューに参加してくれた皆さん。ありがとうございました!みんな、高校3年間を聖光学院で過ごしたことを「よかった!」って言ってくれていました。工業科で頑張った皆さんの「生の声」は説得力がありますね!

本当にありがとうございました!